【うお泊】奄美視察レポート vol.2

かつおの一本釣り体験から古民家リノベーションの宿まで

3日目となった奄美大島視察。この日の午前中は、ブルーツーリズムにどっぷり浸かる体験プログラムを「宝勢丸鰹漁業生産組合」にて参加をして、午後からは奄美大島で暮らすように泊まるをコンセプトに、古民家をリノベーションした宿泊施設「伝泊」さんにお世話になりました。伝泊さんは、奄美の自然や文化を満喫する体験プログラムも地元集落の方々と作り上げているということでしたが、今回はコロナウイルスの感染防止もあり、体験することはできませんでした。


名瀬の宝勢丸さんでブルーツーリズム体験

奄美大島・名瀬にある「宝勢丸鰹漁業生産組合」さんお世話になりました。湾内にある生け簀まで漁船に乗って、かつおとシビ(キハダマグロ)の一本釣り体験からはじまり、加工場でかつおの3枚おろし体験、そして最後はカツオ節削り体験まで1匹のカツオが海で釣れて、どう加工されていくのかまでを一通り体験できるプログラムでした。

 

うお泊やくしまメンバーには、魚さばきのプロが何名かいますが、目から鱗のかつお3枚おろしは見事でした!実際に商品となる魚を加工している隣で体験できるのも日頃の加工場の雰囲気も伝わってきてよかったです。自分でさばいた鰹やシビは、その場でお刺身にして、試食させてもらえるのですが、みんなで釣って食べるお刺身はいつもに増して美味しいと感じました。うお泊やくしまでもこんな体験を提供していけたらと思います。

 

体験プログラムの後は、お隣の宝勢丸さんが運営する食堂で、魚レシピの定食を頂きました。海の幸だけではなく、山の幸とともに頂くことで、海と山の関わりや資源の循環にも気づきを与えるメニューとなっており、SDGsやサステナブルな活動にも配慮をしていてる点は、うお泊やくしまの活動にも大いに参考になると感じました。

 

宝勢丸の徳田さんには、体験プログラムへの参加人数のご配慮や当日も漁業や水産加工に関するご質問に快くお答えいただきありがとうございました。

 


宿泊体験をどう形作るか伝泊さんで学ぶ

午後からは場所を奄美大島の笠利町へ。到着したのは「伝泊 奄美 ホテル」です。島で暮らすように泊まるをコンセプトにされていて、リノベーションした古民家でどんな滞在ができるのか視察させてもらいました。もともとつながりがあったこともあり、伝泊広報担当の佐々木さんに伝泊の取り組みについてのお話や、笠利町周辺にあるいくつかの「伝泊 奄美 古民家」を案内してもらいました。

 

伝泊には、コンセプトの異なる4種類の宿泊施設があり、奄美大島に来るあらゆる層のお客様へ向けて様々な旅スタイルを提案する姿勢は、今後のうお泊やくしまのプロモーションをしていく上でも参考になるものがありました。

 

視察にあたっては、伝泊の佐々木さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。