うお泊やくしまロゴマーク
2020年6月に屋久島の宿泊事業者、飲食事業者、アクティビティ体験事業者、水産加工業者など6つの事業者で立ち上げたのが、屋久島ブルーツーリズム推進協議会です。この屋久島ブルーツーリズム推進協議会のニックネームが「うお泊やくしま」です。
うお=魚、泊=泊まる、遊ぶ、食べる体験を組み合わせて作った造語が「うお泊やくしま」の由来です。
近年、都市と農山漁村の交流を図る「農山漁村滞在型旅行」が注目されています。「うお泊やくしま」は、世界自然遺産・屋久島の漁村滞在型の旅を楽しんでもらう取り組みを進めています。
縄文杉をはじめとした屋久杉の森や洋上のアルプスと呼ばれる2000メートル近い山々に注目が集まる屋久島ですが、海に囲まれた屋久島ということもあり、美味しいお魚料理を食べたいというご要望も多いです。
ダイビングやシーカヤックやSUPなど屋久島にも海をフィールドにしたアクティビティがあります。「うお泊やくしま」では、こうしたアクティビティとともに、食に関わる分野を中心に、屋久島の海や魚にスポットライトを照らしていきたいと考えています。
屋久島で食べるお魚がどんなふうに漁師さんが釣ってきたのか?どんな風に新鮮な状態に保ち、さばいたり、調理されて、皆さんの口に入るのか?食の循環体験を通して、少しでも自然のこと、海のこと、魚の事を知りながら、楽しい屋久島の旅を提供したいと考えています。
釣って、さばいて、美味しい体験。うお泊やくしまにご期待ください。
屋久島は、世界自然遺産の大自然(山、森、海、川、里という全体性のある自然)と暖流・黒潮が育んできた海の恵みによる魚食文化・社会を土台として、今も尚、水揚げ量日本一のトビウオをはじめ豊富な魚種かつ超新鮮な魚が食べられる環境が残っています。
「うお泊やくしま」は、この風土にこそ魅力を感じ、自然と関わるアクティビティや生活を愛する若者と子どもたちが多く、古きを大切にしつつも、新しいことに取り組もうとする活気があるという独自の強みを生かし、来島者が、屋久島で暮らす人々との交流により、島の暮らしや文化を体験しながら、食べる魚・食材がどこからやってきたのか?どのように獲られたのか?という「食の循環」を島の全体性の中で感じ、山や森だけではなく、屋久島のことを多面的に知り、屋久島の海やそこに棲む魚たちの大切さに気付くという価値を社会に提供していきます。
将来、「うお泊やくしま」は、屋久島に暮らす個性豊かな人々との交流や海の食の循環体験を楽しみながら、その風土に根ざした人との共同や自然環境を大切にする心を育てるという新しい概念である”うお泊”を屋久島から発信しているチームと呼ばれるようになっています。
屋久島は海に囲まれた島です。屋久島へ行ったら、美味しいお魚を食べたい!屋久島に訪れる多くの方がそう思います。でも、せっかくなら自分で釣って、さばいて、食べてみて欲しい。そうすれば、もっと美味しい世界が待っているから。
昨今、SDGs、サスティナブルが盛んに謳われるようになり、食に関しても、スローフード、地産地消、トレーサビリティなどに注目が集まっています。うお泊やくしまでは、今私たちにできることは何か?を大切にして、いつの時代も変わらず、様々な種類の魚たちが捕れて、食べ続けられるために、屋久島らしい”食の循環体験”を提供していきます。