【うお泊】事業体験会レポート vol.2

さつま揚げ作りからシェフの魚料理まで

体験会レポート後編vol.2では、島結レーベル、屋久島ユースホステル、レストランパノラマの3事業者の体験会の模様をお伝えします。島結レーベルのさつま揚げ作り体験、屋久島ユースホステルで宿泊体験とお魚モーニング、レストランパノラマで魚レシピの食事体験を順にご紹介したいと思います。みなさんは、どの体験会が気になりますか?


島結レーベルでさつま揚げ作り体験

島結レーベルでは、屋久島産のトビウオのすり身を使ったさつま揚げ作りをみんなで体験しました。参加者それぞれが事前に用意してある様々なトッピングをトビウオのすり身に練りこんで、マイさつま揚げが作れる体験です。以前に、オンライン体験で遠隔地のお子さんがいるファミリーに向けて実施した体験のリアル版になるそうです。鹿児島ではすり身にはいろいろな魚を使うのですが、屋久島ではトビウオ1択と決まっています。そんな屋久島の名産トビウオを自分なりにアレンジして、美味しいさつま揚げを作っていきます。
枝豆、チーズ、青さ、ゆで卵、紅ショウガ、サツマイモ、人参、玉ねぎ、コーンなど誰一人として同じレシピはなく、自分のさつま揚げの試食だけではなく、他の人が作るさつま揚げとも食べ比べをして楽しい体験となりました。

 


屋久島ユースホステルで宿泊体験

さつま揚げ作りを終えて、次は本日の宿泊施設・屋久島ユースホステルにチェックイン。ヤドカリ夫婦が暖かいお出迎えをしてくれました。お部屋や施設の案内をしてもらった後、交流の場となっているラウンジへ。ラウンジは簡単な自炊をして食事をしたり、ゲスト同士で翌日の予定を相談し合ったり屋久島ユースホステルには欠かせない交流の場になっているそうです。ラウンジからは海の広がる景色が見えるテラスに通じていて、モデルさんお二人も船が行き交う港の風景がしだいに夕景に変わっていくのをのんびりと見つめていました。

 

屋久島ユースホステルは、素泊まりの宿です。今回は、せっかくの体験会ということで、翌日の朝食にけい水産の燻製を使ったモーニングメニューを試してみることにしました。レシピの一つ目が、燻製とチーズのトースト、もうひとつのレシピがけい水産特製のくんせい茶漬け。どちらも燻製の香りと魚の旨味が出て、美味しい体験となりました。

 


レストランパノラマで魚レシピ食事体験

最後の体験は、レストランパノラマでの魚レシピ食事体験です。vol.1レポートで紹介した漁師の暮らし体験宿ふくの木でさばき切れなかったお魚をパノラマのシェフとしさんにこの日のための魚レシピ創作料理にしてもらいました。自分たちで釣り上げたお魚を前にすると、日々私たちが食べる魚や魚を捕ってきてくれる漁師さんたちへの感謝の気持ちがいつも以上に湧いてきます。屋久島で元気に育った野菜たちもきびなごで作ったバーニャカウダーで食べると、魚の旨味も野菜の新鮮さも味わえて1つのレシピで2度美味しい体験となりました。旬の金柑を使ったメニューも絶品でした。魚も漁の兼ね合いで、いつも決まった種類が捕れるわけではないので、レシピを考える上での今後の課題となりそうです。

 


体験会を通して、うお泊やくしまの強みや弱みを改めて発見できたと感じています。各事業者の強みを大いに活かしつつ、互いの弱みをお互いにカバーしていきながら、今後の連携や取り組みについて考えていきたいと思います。