【うお泊】事業体験会レポート vol.1

遊漁船体験から釣った魚をさばくまで

1月12日から3日間に渡り、うお泊やくしまの6事業者の各事業をお客さんとして体験する「体験会」を実施しました。体験会レポートvol.1では、漁師の暮らし体験宿ふくの木、遊漁船さかなのもり、けい水産の3事業者の体験会の模様をお伝えしたいと思います。ふくの木では、魚さばき体験、漁師の暮らし体験、宿泊体験を、遊漁船さかなのもりでは、屋久島の沖までクルージングして、釣り体験を、けい水産では、くんせい作りの工場見学と釣った魚を燻製にしてくれる「マイ燻」サービスについて案内してもらいました。さて、それぞれどんな体験となったでしょうか?

 


漁師の暮らし体験宿ふくの木で魚さばき体験

15時頃、漁師の暮らし体験宿ふくの木に集合すると、ふくの木の女将・中島遼さんから今回の体験の内容と宿を立ち上げた経緯などをお話してくれました。もともとは旦那さんのお父さん(一本釣り漁師)の漁具倉庫だった建物をリノベーションして宿泊施設にしたのが、漁師の暮らし体験宿ふくの木ということでした。遼さんに室内を案内してもらい、チェックインスペースや、魚をさばくキッチン、屋根裏の就寝スペースを見て回りました。その後は、各自どんな宿泊施設なのか気になるところを内見していました。

 

体験会の前日に、遊漁船さかなのもりで準備してくれたお魚たちがふくの木のキッチンに登場。事業風景の撮影のためのモデルさんたちをはじめ参加メンバーは、「すごーい」と驚いていました。これだけ立派で新鮮なお魚が見られるのは、海に接した屋久島ならではだなとあらためて海の幸に恵まれた島であることを再認識しました。

 

そこからはいよいよふくの木のとも兄からモデルさんお二人へ魚さばきレクチャーのスタートです。まずは鱗取り。これが大きい魚だとなかなか大変。とも兄からOKをもらって、ようやく魚をまな板に置き、三枚おろし体験のはじまりです。モデルさんたちは、悪戦苦闘しながらも、何とか三枚おろしに成功!そのままお刺身の盛り合わせも作ってもらいました!頭やしっぽの部分は、お鍋に入れて、潮汁の材料へ。魚を余すことなく食べられるって素晴らしいですね。

 

カットしたヒレの部分は、七輪で焼いて、食べる!なんて贅沢なんでしょう。自分でさばいたお魚ということもあり、モデルさんたちは魚の美味しさに思わず笑みをこぼしていました。ご飯も薪で炊いたりと、自分たちで作る夕食が楽しみで仕方ありません。

 

大人たちが魚さばきに夢中になっている中、外ではいつの間にか五右衛門風呂に入っているいっぺい君。ふくの木の暮らし体験は、食事だけではなく、お風呂も薪で焚いて、昔ながらの暮らしを体験できるんですね。それにしても、五右衛門風呂気持ちよさそう~(笑)

 


遊漁船さかなのもりで釣り体験

翌日の早朝、安房漁港に集合して、遊漁船体験へ。まだ薄暗い中、船に乗り港を後にしました。

湾内を出ると、船の背後に屋久島の高い山々が見えてくる。普段は、この島で生活をしていると、海からの屋久島はなかなか見られません。この日は、あらかじめ天気予報でお天気が良さそうということで、せっかくならと朝日の見られる時間の出発しました。お客さんの視点に立った時、何が喜ばれるのだろうか?船から見る屋久島の景色だったり、船から見る水平線に浮かぶ朝日だったり、釣り体験だったりするかもしれない。そんなお客さんとしてどう感じるかを意識しながら、協議会のメンバーは、遊漁船に乗っていました。

 

釣りスポットの到着すると、釣竿を用意してくれて、いよいよ釣り体験のはじまり。初めてというメンバーもいれば、元漁師というメンバーもいます。果たして誰が最初にお魚をゲットするのでしょうか?釣り体験をはじめてまもなく、モデルのわかちゃんにヒットの気配!頑張って釣り上げると、なんとフグ。食べるのは難しいねということで、お魚のためにもすぐにリリースすることになりました。

 

その後は、それぞれ順番に魚を釣り上げていき、なかなか順調の滑り出しでした。そして、この日の一番の大物を島結レーベルのやりちゃんがヒットしました。ヒットしたのは感じたものの、どうにも引き上げられない…おかしいな。漁師さんもねがかりかなと。ところが、漁師さんに交代してもらうと、これは何かきてますね!と。戦いは長期戦へ。長い死闘の末、ようやく水面近くまで魚が上がってきました。そして、釣り上げると、クエだ!」。なんと高級魚のクエが大当たり!約20キロの大物にメンバーも大興奮でした。

 

港へ戻ると、釣った魚の血抜きと神経〆のやり方を漁師の岡山さんがレクチャーしてくれました。こういった丁寧な作業が、新鮮な魚が長持ちし、美味しく食べられる秘訣なのだと教えてくれました。

 


けい水産で燻製見学とマイ燻製

遊漁船から少し休憩を挟んで、くんせい屋けい水産へ。まずは、日頃の燻製作りについて案内をしてもらい、その後けい水産で作る燻製の試食をさせてもらいました。今回は特別に普段は試食では食べられない種類のお魚も用意してもらいました。魚の種類や燻し方によっても味が大きく異なるのには、試食をしたみなさんとても驚かれていました。屋久島は捕れる魚の魚種が多いと言われていますが、新鮮なうちに刺身が美味しい魚もあれば、ちょっと寝かせた方が旨味が出る魚もあります。魚の種類によっても、合う料理方法、合わない料理方法もあったりで、燻製という調理方法があることで、魚の美味しさを感じられる選択肢が広がることを試食や加工の工程を見ることで実感できた有意義な時間となりました。

 


次回は、体験会の後半のレポートをお送りしたいと思います。乞うご期待ください!

 

令和2・3年度 農山漁村振興交付金(農泊推進対策(農泊推進事業、人材活用事業))

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